それに自意識過剰かもしれないけど…亮太くんはあたしのこと好きだって思ってたから。

まぁ、あたしが勝手に思っていたことだから、麻里とつきあうのも別に抵抗はない…。

けど、なんか寂しい。

なんだろう。

仲の良いお兄ちゃんがどこか遠くに行っちゃったような感じ。

あたしは、まだ気づいていなかったんだ。

この気持ちの本当の意味を。

「やっぱ驚きますよねぇ」

『そりゃあ驚くよー!!でもおめでとっ!!』

「ありがとうございます!!」

二へラッて幸せそうにほほ笑む麻里。

ま、幸せそうならいっかぁ。

そんな親心?みたいなものを感じた。

あたし、まだ13歳なのに…。