卒業式の日に、亮太くんとは会えない。

会いたくない。

もう限界。

だって、会ったら…。

また、手つながれるの?

また、抱きしめられるの?

また、ちゅーされるの?

あたしのことを想ってない人が、

あたしにそんなことするなんて、

嫌だ。

あはは…、

結局、亮太くんも真鍋先輩と同じだったんだ…。

『あたし、男運、悪すぎ…』

真帆「え?愛ちゃん、なんか言った?」

『ううん。なんでもない』


今日は、初めて絶望を味わった日でした。