「あ、愛李おかえりー」

『ただいまー』

あたしは用具入れからほうきを取り出して、佐波の近くに行く。

「あ、そーだ。愛李の席って、ちゃんと一緒の席なんだよ。知ってた?」

『え、知らんかった』

あたしの席は前から3列目の真ん中あたり。

あの落書き…亮太くんなのかな?

いや、いくらなんでも都合よすぎだよね。

佐波としゃべりながら掃除をして、終わったらSHR、帰宅。

となっていた。