年齢別軍隊は次の通りです。



◇朱雀隊(十八〜三五歳まで)

◇青竜隊(三六〜四九歳まで)

◇玄武隊(五十〜六十歳)

◇白虎隊(十六・十七歳)



この四隊は身分によって、士中(しちゅう)寄合(よりあい)足軽(あしがる)の三部に分かれ、さらに各隊とも、一番二番中隊または組に分けられておりました。



朱雀隊(青年)は、最も精鋭な攻撃部隊。

青竜隊(壮年)は、予備軍で藩境守備部隊。

玄武隊(老年)は、本城守備の後備隊。

そして白虎隊(少年)は、将来のための訓練隊と解釈されました。



白虎隊は最初、十五歳も含まれておりましたが、この頃は成人男性でも、平均身長が150cm台という時代でしたので、

十五歳は一般的に身体があまりにも小さく、鉄砲訓練には不向きなため外されたのでした。