あなたは、あたしの太陽です

「・・・ありがとう。」


のんクンの家についたころには少し
眠くなっていた。
のんクンにこれ以上迷惑かけるわけには
いかないし・・・
まずは、、、お別れしないと・・・

「・・・ねぇ、のんクン・・・」

最後はとびっきりの笑顔で・・・

「どうした?」
「あたし、もう帰るねっ!!」

初めていい人に出逢えたって思ったけど
もっと一緒にいたいって思ったけど
あたしはやっぱり迷惑かけるだけの
存在だから・・・

「あ?お前何が言いたいわけ?」
「のんクンに出逢えて良かった。
迷惑ばっかりかけちゃってごめんね。」

のんクンの質問には答えずに一方的に
会話を進める。
そうでもしないと寂しくなるから・・・

「・・・バイバイっ!」
「おいっ!ちょっ、待てって。」

ドアを開けようとした瞬間、のんクンに
腕を掴まれた。

「お前、行くとこあんのか?」
「・・・うん」

あの家には帰りたくないから本当は
行くとこなんてないけど・・・