あなたは、あたしの太陽です

のんクンはそう言って服を取りに行った。

「にこ、これでいいかぁ?」

のんクンが持ってきてくれたのは、
黒いパーカーだった。

「・・・うん。」
「何でそんなに落ち込んでんだよ。」
「・・・」
「にこ。俺に気つかうな。」
「だって、、、」
「だってじゃねぇ。今日初めて会った
からとかそんな小せぇこと気に
すんなよ。」

あたしが何も言わずに下を向いていると
おでこに少しだけ痛みが走った。

「ほら、そんなに下ばっか向いてん
じゃねぇよ。まだ15なんだろ?」
「・・・うん・・・」
「だったら甘えてもバチなんか
あたんねぇよっ。なっ、早く食いに
行くぞ?俺、マジ腹へって死にそう
なんだからな。」

何でこんなあたしに優しくしてくれるん
だろう・・・ホントにいい人だなぁ。