「学校の掲示板とかあちこちにこの記事をコピーしたプリントが貼られてた。お前らの正体が学校中に知れ渡った」
「何でだよ………」
「あれ?俺のこと疑ってないんだ」
「あ?………あぁ。お前は一応親父の会社の傘下にあるから公表して評判落ちるとメリットどころか損しかしないしな」
「なるほどね~」
「それと」
こいつが公表してもメリットはない
だけど俺がこいつを疑わないのは
「お前はこんな卑怯な手使いそうにねぇからな」
信頼しているんだと思う
心を狙ってはいるが俺達の正体知っていても特に裏で手を回したりしなかったしな
だからこそ俺達のことを公表しそうな奴の目星がつけられない