久央理side



目の前に心がいる


夢……………か?






そっと手を伸ばし頬に触れる


暖かい…………


夢じゃない





「心………」



ぎゅっと抱き締めると心も抱き締めてくれた



「久央…………ごめんね」

「何で心が謝るんだよ」

「私………自分のことしか考えてなくて………別れたり、実家に帰ったり………勝手でごめんなさい」
     



心が戻って来てくれた


それだけで俺のココロは満たされる





「ん…………もういい」