俺はお前のこと恨めない
心にちょっかい出すし
何だかんだムカつく奴だけど
「俺はお前を助けたい」
助けたいんだ
俺の言葉に笠松が瞳を潤したのを見逃さなかった
やっぱり脅されている
確信へと変わった
「お前達がスカイヴェルディングに乗り込んだところでルーチェも親父の会社も終わりなんだよ」
親父の会社も?
あぁ、そういうことか
笠松は親の会社をネタに脅されているのか
確かにスカイヴェルディングは笠松の親の会社より大きくて反抗すれば簡単に潰されてしまう
おとなしく従うしかない
なんて
「甘えんなよボケ」
ふざけた考え持ちやがって