いやいや先輩たちの質問を答えていったら段々私の周りに男子生徒は少なくなっていった。

はぁ~。疲れたー。

さて、尚希にちゃんと聞かないと。

う~ん、どこにいるんだろう。

あっ!!いた!

私の方が周りにいた人たちの方がいた時間が長かったみたいで校門の前でケータイをいじっていた。

『尚希!!』

名前を呼ぶといじっていたケータイをしまった。

「おー、終わったか?」

『うん。ちょー疲れたよっ!』

「だよなぁ~、俺も疲れた。ちょーうぜぇし。」

たしか尚希って女子の騒ぎ声が嫌いだって言ってたな。

『あのさぁ、何であんなに女子が嫌いって言ってて笑顔振りまいてたの?』

すごい疑問・・・。

「あぁ、あのなー・・・」

それから笑顔を振りまいていた理由を知った。

私のためだったんだ・・・。