俺たちの関係は学校中に広まっていった。

女の口コミすげーな・・・。

「尚希、お前さぁ自分のこと自覚してるか?」

『はぁ?なんだよそれ・・・』

「お前は昨日からこの学校のプリンスなんだよ。」

『ブーーーーッ!!!!!!なんだそれ!?』

俺は飲んでいたコーヒーを吹いてしまった。

「だーかーらー、尚希はこの学校で一番カッコいい男に選ばれたんだよ。」

『ふーん。別にどーでもいいけどなぁ。』

俺は恵梨にカッコいいって思われてればそれでいいし・・・。

「お前これから大変だぞ?」

はぁ?

『なんでだよ?』

「これから学校の女子に騒がれるぜ?」

『例えばどんな感じだよ?』

「そーだなぁ・・・。「キャーー!!プリンスよぉ!!」「王子ーーー!!」とか?」

うっ・・・。