「チュッ。」 と私の唇を吸って尚希の唇が離れた。 キスを終えると制服の袖で口をグイッと拭いた。 「ちょっときつかったか?」 尚希が心配して私に聞いてきた。 『ううん。全然、大丈夫だよ?』 と笑顔で答えると尚希はホッとしたように肩をおろした。 私にとって今の行為は一番幸せなときだった。