そーしたら恵梨は顔を真っ赤にして

「わ、私も栗木君のことが好き。」

俺はその返事を聞いて自分の顔が熱くなるのがわかった。

『まじ?ヤバッ・・・ちょーうれしい。』

そー俺がゆーと恵梨が、

「栗木君?大丈ー・・・」

恵梨が俺の苗字を呼んだときに俺は違和感を感じた。

今俺たち両思いになったのに苗字っておかしくね?

そー思った俺は恵梨のしゃべりかけている唇を自分の人差し指でふさぎ、

『栗木君ぢゃなくて、尚希って言って?』

うわっ・・・。

自分で言ってもはんか恥ずいな・・・。

そー思っていると恵梨が俺の言う通りにして、

「な、尚希?」

恵梨が俺の名前を呼んだ。

なんだかスゴイうれしくてフッと口を上げた。

『よしっ。じゃぁ今日の放課後一緒に帰るぞ?』

さっそく一緒に帰ることを約束した。

そー言ったら恵梨が満笑の笑みを浮かべて

「うんっ!!」

その笑顔に俺はドクッと胸が高鳴った。

この笑顔は誰にも見せたくねぇなぁ・・・。