ある高校の廊下で一人の女生徒が重い足取りで教室に向かっていた…。
女生徒の名前は栗原恵美。とても人見知りな高校2年生である。恵美はクラスである噂を聞いた。
その噂はこうだ。

「隣のクラスで、人の悩みを解決してくれる人がいるんだって~!」

恵美はそんな風の噂を信じて隣のクラスに来てみたのだ。
本当にそんな人がいるのかと、少々不安であったが、行くだけましだと考えたからである。