忘れもしない幼稚園の頃。 『そうちゃん、にがおえ かいたんだよ!うまいでしょ?』 そう言った私に、奏太郎は。 『うん、下手。ぼくのほーが うまいもーん』 こんなことが数え切れない程 あったし、なにより何千回 奏太郎のためにコンビニへ ダッシュしたことか。