「私に生きていく価値はないだろう?」 彼女は顏を見ずに答える 「そんなのまだ見つけられるはずです」 「なぜそういいきれる?」 「それは...」 「私はこんな体でなにも出来ない。生きてる価値はないだろう?」 「そんなわけありません。」 「そろそろ出て行ってくれないか?」 彼女の言葉を聞いてから俺は静かに病室から出て行った。