「ってゆうか!!何格好に文句つけてんのさ!!」

危ない危ない。突っ込むのを忘れるところだった・・・。



「いや~・・・。その格好じゃ文句もつけたくなるわさ。」

そう言ってあたしの格好を眺める楓。



それに対してあたしはフンッと笑った。

「何よ。これぞ学生らしい格好でしょ?」


黒に統一された制服。ブレザーは前のボタンを閉め、白いカッターシャツも第一ボタンまでしっかり留め、ネクタイもビシッと。勿論プリーツスカートは膝上3センチ。
地毛の茶色の髪は黒く染めて、ストレートに。優等生らしく眼鏡もかけてみた。