あれから半年以上過ぎ、あたしは高校2年生へと進級した。 「何この建物。」 目の前の建物を見て、あたしは唖然とする。 華月学園。山麓にある、初等部・中等部・高等部のエスカレーター式の金持ち私立校。数多くの由緒正しき家系、または名立たる有名企業の子息子女が通っている。 そしてあたしの転入先。 「すげぇな・・・。まぁお前の格好もすげぇけどさ。」 「・・・煩い。」 当たり前のように隣にいる楓を睨みながら言う。 ここに来るのはあたし1人のはずだったのだが・・・。何故か楓もついてきてしまった。