「・・・本当に・・・死・・んだ・・の?」 「あぁ」 「そ・・か・・」 楓の真剣さに、あたしは一旦落ち着きを取り戻した。 そして空を見上げる。 そこには真っ暗な空が広がっていて、星や月が輝いていた。 月夜が始めて怖いと思った。 朝倉梨夜【アサクラ リオ】 高校1年生の夏の出来事だった。