まぁあたしには意味がない力。 あたしはくぃっと腕を回すと、男の腕を引き剥がす。 「なっ」 それに驚く男たち。 流石にこれ以上は出来ないから、次何かされたらどうすればいいのか・・・。 もう1度男があたしの腕を掴もうとした時、ふと声がした。 「おい」 聞き覚えのある、男らしい声。 後を振り向くと、そこにいたのは拓馬と春樹という男。