「・・・禅堂君?」 「え・・あ・・いや。俺は・・・」 "PGクラスに。"そう言いかけた楓に、視線で圧力をかける。 「・・いえ・・何も」 こういう時上下関係って便利。(←ヒドイ) 「ではこの学園について説明しておくの」 そう言って説明をし始めた学園長。っても殆んど知ってるんだけど・・・。 あたしは学園長の説明を右の耳から左の耳へ流すと、楓と一緒に学長室を出た。 バタン ドアが閉まる音がして、あたし達は無言で長い廊下を歩いた。