パタン
ドアが閉まる音がして、さっきまで畏まっていた楓があたしの方にやってくる。他の使用人の前ではあまり馴れ馴れしく出来ないから。勿論タメなのは2人きりと時だけ。
「何?制服届いたの?」
『みたい~』
あたしは適当に返事をしながら、その荷物を開けた。
そこには白色の制服と黒色の制服。
「・・・なんで色違うんだ」
『あ~コレ?選べるんだって~♪因みにあたしが黒で楓が白ねぇ~』
文句ないでしょ?そう言うあたしに楓は渋々承諾した。
けど実はコレ。選べるんじゃないんです・・・。白色はLGクラスの制服で黒色はPクラスの制服。
どうせ朝野として行くなら、自分の力を試したかったあたし。楓の見ていないところでこっそり手配し、クラスを分けちゃいました★
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