舞う蝶と聖なる龍

「それは困るけど…」


「困るなら関わんな」


私のため、聖龍のためにそう言ってるのに…。


どうやらわかってくれないようで。


「ちーちゃん!関わるなとか嫌だよ!」


遥が叫んだが無視。


…あれ?


私って遥の事“はる君”って言ってた気が…。


…まぁ、いいや。


今はどうでもいいことだし。


「ごめん。健ちゃん、後よろしく」


そう言って、健ちゃんの後ろへと下がる。


私が言って聞かないなら、理事長の言葉なら聞くでしょ?


「ああ。松山、お前は学年が違うだろ。早く教室に戻れ」


「チッ」


へェー…。


新って年下なんだ。


礼儀がなってないなぁ…。


ケンカっぱやいのは嫌いではないけど、そこから抗争が始まったりするからね。


そこは直した方がいいところ。


「健ちゃん、行こっ」


「ああ」


聖龍をちらっと見て、理事長室へと向かうために足を進める。