舞う蝶と聖なる龍

「あんたの負け。去りなさい」


黒鬼は汚いことばかりしていた族だった。


だけど白鬼は正統派の族。


今回のことは、多分黒鬼から「理由もなく聖龍に潰された」とでも言われたのだろう。


そんな族を潰す理由はない。


「…っ…みんな行くぞ」


「「「はい!!」」」


白鬼は風のように颯爽に帰っていった。


帰るのは早いんだ。


何ていうか、逃げ足が速い的な?


はぁ…。


「みんな、大丈夫?」


「「「はい!!」」」


うん。


元気みたいだし、大丈夫ね。