舞う蝶と聖なる龍

「春樹…」


「ん?」


「ありがとう…」


「ううん。僕は千尋に戻ってほしいから♪」


春樹…。


本当にありがとう。


春樹のおかげで自信がついたよ。


私を必要としてくれている人がいる。


それだけで私は強くなれる。


「春樹!行ってくるね!」


「うん!気をつけてね!」


私は春樹の言葉にうなずき、フェンスに手をかけた。


手に力を入れ、一気に飛び降りた。