舞う蝶と聖なる龍

「開けてみて」


「う、うん」


このタイミングで?


でもあの春樹のことだ。


このタイミングじゃないといけないものなんだ。


でも一体何が入ってるんだろう…。


「っ…これって…」


中に入っていたのは、私が黒蝶にいるときに着ていた特攻服。


「うん。千尋のだよ」


「な、なんでっ…」


私は黒蝶を抜けたんだよ?


この服も、抜けた時に返したはず…。


どうして…っ。


「誠からだよ」


「えっ?誠?」


誠って言うのは、黒蝶の現総長。


私がいたときは、副総長だった。