まさか…春樹が転校してくるなんて…。


春樹は私の弟みたいな存在だった。


可愛くて、優しくて、私の癒し。


頼って頼られての存在。


黒蝶の幹部…。


「ちーちゃん?顔色悪いけど大丈夫?」


「本当だ。少し休んだ方が…」


遥も造平もやさしいね。


でもね?


本当のことは言えないんだ。


ごめんね…。


「大丈夫だよ。少し眠いだけ」


「そっか」


「しんどくなったら言ってね?」


「うん」


私が答えた時。