舞う蝶と聖なる龍

「私の宮崎と言う名字は理事長がくれたの」


「理事長が?」


「うん。…私は家出した時、理事長に拾われたから」


私に光をくれた。


絶望の淵にいた私に、希望をくれた。


健ちゃんは私の大切な恩人。


「今まで理事長のところにいたの?」


遥まで質問?


まさかまだあるとか!?


それは嫌だな〜。


全部話すといつ舞蝶のことまでバレるかわからないし。


「ちーちゃん?」


「…あっ、ごめん。理事長の家にいたのは最初だけ」


「最初だけ?」


「なんでだ」


なんでって言われても…ね?