「菜々子。今日は美味しい晩ご飯、ありがとね。」


お母さんが頭を下げる。



「いえいえ。んじゃ由那ちゃん。明日学校から帰ってすぐにでも来てね。」



菜々子おばちゃんの優しい笑顔が私に向けられる。


「うん、すぐに行くね!!」



私は本当は断りたくて仕方がなかったけど、菜々子おばちゃんの笑顔を見ると断れなかった。