「悪かったな、俺と同じ家で」






その声に顔をあげると、玄関に蓮がいた。





「れ、蓮！な、なんでいるの……？」





「別に。母さんが今日の晩飯、お前とお前の母さんと食べるから呼んでこいって言われただ」






えええ!??
すると、お母さんが足早にリビングから出てきた。






「あら、蓮ちゃんもうお迎えに来てくれたのね♪あと少ししたら行くわ♪」






「わかりました。母さんに伝えておきます」





そして蓮はうちを出て行く。






「ほら、由那も早く着替えて準備して!」





私は頭が混乱しながら部屋に入った。