「───二週間、本当にお世話になりました!!」




「いえいえ。由那ちゃんがいてくれて、とても楽しかったわよ」




頭を下げてお礼を言うと、菜々子おばちゃんはそう言ってくれた。




「また、いつでも泊まりにくるんだよ」




おじちゃんが柔らかく笑う。





「───うんっ!!」





……ついに、二週間経ってしまった。
今日ももちろん学校はあって、現在夕方。



お母さんとお父さんは夜までには帰宅すると、連絡がきた。




「……また、家行くから」





私は蓮の言葉に頷き、隣の自分の家に帰った。