「何かあっという間だったな……」 「そうだね……」 あーあ……悲しいなぁ…… 蓮ともっと同居したかった……なんて思ってしまう。 「寂しくなるね……」 「まぁ、毎日お互いの家、行き来すれば良いだろ」 そうだね!! 家……隣だもん。 「さ、母さん待ってるし、帰るぞ」 「うん!!」 私と蓮は通学路をまた歩き出した。