「俺、全然お前を助けてやれなかった……お前を助けるのはいつも芹沢で……」 蓮は悔しそうにベッドを殴った。 「……そんなことないよ!!」 私はいつも……蓮に助けられてる。 蓮は……本当は優しくて…… 私はどれだけその優しさに助けられてきたことか……… 「私は……蓮の温もりや香りにいつも助けられてる。蓮の温もりや香りは……すごく安心して……嫌なことも忘れられるの……」 私は蓮に視線を合わせた。