はぁ……… よかった…… 私はその瞬間、へなへなとその場に座り込んだ。 「由那ちゃん!大丈夫!?」 芹沢君が私に駆け寄る。 「だ、大丈夫……芹沢君、ありがとう」 私は芹沢君にニコッと笑って芹沢君に支えられながら、ゆっくり立ち上がった。