「結城。放課後話せる?」
5時間目が終わった後、芹沢に話しかけられた。
「……何だよ」
「ちょっと、由那ちゃんのことで話したいんだけど」
……あぁ。
そういうことか。
俺はこいつが苦手だ。
爽やか過ぎて苦手。
絶対俺とは合わないな。
そしてこいつは明らかに由那を好き。
「………いいけど。」
由那がこいつに取られるわけない。
俺は余裕な表情をして答えた。
由那が芹沢を完全にいいヤツだと思い込んでるのがちょっと危険だけど。
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