何事もなく時間は過ぎ、蓮との同居も今日を含め、残り3日に迫っていた。




同居残り3日目の朝。





ピピ───





目覚ましの音で起こされる。





「ん………」





何か人の気配が……





「ふぁ〜……」





あくびをしながら体を起こす。





ゆっくり目を開くと、そこには蓮が。





「あれ……蓮?」





私…夢見てるのかな?
蓮がこんな早起きなわけないもん……





私はもう一度布団にもぐった。





「おい、何二度寝してんだよ」





蓮の不機嫌そうな声に飛び起きる。





「夢……?」





私の目に映っているのは、絶対蓮だ。





「夢?寝ぼけてんのか?早く起きろよ」





「何で蓮……起きてるの?」





「そりゃそうだろ。今日学校なんだから」




まさか…蓮より起きるの遅いってことは………遅刻!?





と、時計を見るがいつも通りの時間だった。