「結城、積極的じゃん♪」 未海ちゃんがからかうように私を肘で突っつく。 「もぉ~からかわないでよ~…」 すると、可憐ちゃんが私のところへやってきた。 「ねぇ、今日もし時間あるなら数学教えてくれない?ワークでわからないところがあるの。」 可憐ちゃんはうるうるした目で上目遣いをする。 「え、あ、うん。」 私はいきなりのお願いに戸惑いながら、頷いた。 「ありがとーッ!由那ちゃん優しいんだね♪」 可憐ちゃんはそう言って、可憐に走り去って行った。