食卓へ行くと、ぼーっと椅子に座っている由那がいた。 「さ、由那ちゃん。蓮も来たし、食べましょ!」 母さんが明るく言う。 「あ、うん」 由那は作り笑顔っぽい笑顔で答えた。 俺と一切目を合わせようとしない。 「じゃ、いただきまーす」 由那は手を合わせて食べ始めた。 「んんーっ!!菜々子おばちゃんの料理はやっぱり最高だね!」 由那は笑顔を見せる。 でもやっぱり心の底から笑ってるようには見えない。 ……ちゃんと誤解解いて、俺の気持ち伝えねぇーと………