「…………は?嘘だろ……?」





蓮は唖然としている。





「………ほんとだよ。中学生ぐらいから蓮と疎遠になってたじゃない?それぐらいから私も段々と蓮に話しかけるのが恥ずかしくて出来なくて………でもね、最近になってもう一度小さい頃みたいに仲良くしたいなって思って……『一緒に帰ろう』とか言ってたの。」





私はゆっくりゆっくり説明した。




「そういうことだから……」




私は蓮の顔を見れなかった。




「由那……」




蓮が何か言いかけたとき。




「蓮、由那ちゃんご飯よー」




菜々子おばちゃんが呼ぶ声がした。





「はーい!!」




蓮の返事を聞きたくなくて、逃げるように部屋を出た。