「………わかった。話すよ。」




私は蓮の目を真っ直ぐ見た。





「あぁ。」





「……実はね。図書室の本棚の整理に行こうとしたときに蓮と可憐ちゃんが……キスしてるのを見ちゃって………」





私の声は徐々に涙声になる。





「……あ、そ、それは……っ「とにかく今は私の話を聞いて!!!」




蓮が何か言いたそうにしたけど、私は遮った。




「キスしてるのを見ちゃって………蓮と可憐ちゃんが付き合ったんだなぁって……思ったら涙が出てきたの。」





そう説明すると「何でお前が泣く理由があるんだよ?」と首を傾げた。





もう………言うしかないよね。





「だって私……………ずっと小さい頃から…………蓮が好きなんだもん。」




………言った。





フられてももう後悔しない……





私は目を閉じた───