はぁ………女心って難しすぎるだろ……





今まで女と付き合ったこともねぇーから、女の扱い方とか気持ちとか全然わかんねぇー。





「とりあえず……迎えに行くか……」




俺に原因があるっぽいし……





家を出て、隣にある由那の家のインターホンを押した。




ピーンポーン……





「………誰も出ねぇ」





無視してんのか?
俺は扉に手をかけた。





ガチャ───





開いてるし……無防備すぎだろ。





俺は静かに中へ入り、キッチン、洗面所、リビングと1階に由那がいないかを確認する。





……1階にはいないみてぇーだな。





そして俺は階段を上がった。





すると、由那の部屋だけ扉が開いていた。