「……何があったんだよ?」 優しい口調で聞いてくる。 「………なによ……」 「え?」 蓮は………何でそうやって私に優しくするの? 「私のこと……好きでもないのに勘違いさせるようなこと、しないでよっ!!」 布団から飛び出し、私は自分の家の鍵を持って自分の家に入った。 蓮の……バカ…… 私は……蓮のその優しいところが……好きだけど……ときどき嫌いになるの。