私は図書委員の仕事なんて忘れて、蓮の家に走る。




「うぅ……っ、ヒック……っ」





涙はいくら拭っても、止まってくれない。




涙が止まらないまま、家に着いてしまった。




……どうしよ。




こんな、涙でぐちゃぐちゃの顔、菜々子おばちゃんに見せられないよ……




………よし、裏口からこっそり入ろう。





私は裏口から菜々子おばちゃんに気づかれないように、こっそり侵入した。




そしてすぐに階段を駆け上がる。




はぁ……何とかセーフ……




部屋に入り、ベッドにダイブする。