「由那!いつまでもぼーっとしてないで、ご飯食べよ?」


「う、うん……」



未海ちゃんが自分の椅子を私の机のところに置いて、座る。


「何でぼーっとしてるの?」



未海ちゃんが卵焼きを食べながら私に問いかける。



「いや、ただ蓮との同居ももうすぐ終わりかぁー……って思ってただけだよ。」


この一週間、少しは蓮に近づけた気がする。


でも、まだまだだなぁーと思う。


「なるほどね。ま、仕方ないじゃん?」


「まぁ、そうだけど……」


「由那のアピール、少しは結城にも効いてると思うよ。」


「そうかなぁ…?」


そうだといいんだけど。