「はい、連絡しておいたからすぐにクラスの子が荷物を持ってきてくれるはずよ。」
「ありがとうございます。」
「あと、先生が車で家まで送ってあげるわね。」
保健の先生がにっこり笑った。
すると。
コンコン───
「失礼しまーす」
私の鞄を持った、未海ちゃんがきた。
「由那、大丈夫?倒れたって聞いてひやっとしたんだからね!!」
「あはは……ごめんね。」
私は未海ちゃんから鞄を受け取る。
「ま、お大事にね。」
「う、うん!!」
未海ちゃんは私に手を振り、保健室を出て行った。
「……じゃあ、帰りましょうか。」
「あ、はい。」
そして私は保健の先生の車に乗って帰宅した。



