「はぁ、はぁ……」 走り出して数分。 もう……疲れたんだけど。 「由那、遅ーいっ!!先に行くね?」 運動神経抜群の未海ちゃんからしたら私のペースはかなり遅い。 未海ちゃんの背中が段々と見えなくなる。 しかも男子にもどんどん抜かされるし…… あぁ……何か足が上がらない…… その時───