───更衣室。 「あー……何か頭がクラクラしてきた……」 何かで頭を叩かれているような感覚に襲われた。 「気のせいじゃない?外周が嫌過ぎてそう思いたいって思ってるだけでしょ?」 「そ、そうなのかなぁ……」 まぁ、確かにありえるかも。 「じゃ、グラウンド行こ!」 「う、うん。」 私は未海ちゃんに手を引かれ、更衣室を出た。