********** 次の日。 「蓮、おはよー……」 私は起きて着替えてすぐに蓮の部屋に入った。 「………あぁ。」 「体調……どう?」 「何か二日酔いみたいな頭痛が……」 あ……それって私のせい……じゃん。 「ほんとに昨日はごめんね。」 「……別に。」 蓮はそっぽ向く。 「んじゃ、菜々子おばちゃんに今日も蓮は休むって伝えておくね。」 「あぁ。」 バタン─── 私は蓮の部屋を出てすぐに1階へ下りた。