「明日には治るといいね。」



由那はそう言ってシチューの入っていたお皿を持って出て行った。



バタン───



「あー……ほんと調子狂うわ…」




俺は由那が持ってきてくれた濡れタオルをおでこにおいて、寝転んだ。



さっき由那のおでこが触れていたおでこが熱い。



「あいつのせいで余計熱上がりそうだし。」



由那…もうお前への気持ち、抑えるなんて無理に近い。



だから、勝手に由那のこと好きでいるから。



由那のバーカ。