すると……




ガチャガチャ───





いきなりお風呂場のドアが開かれる。





「だ、誰!?」





菜々子おばちゃん……??





ふらつくシルエットが段々とはっきりしてくる。





「れ、蓮!?」





そこには腰にタオルを巻いた蓮がいた。





「お前……何でいんだよ。」





蓮は素っ気ない言葉を放ちながらも顔を赤くする。





そ、それこっちのセリフだし!!





「だ、だって菜々子おばちゃんが入って良いって……って、てか!!」





そそそそそんなことより!!





「早く出て行ってよ!!」




「あー……わりぃ。頭がぼーっとしててさ。」





そして蓮は頭を抱えながらお風呂場を出て行った。